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東京から90分、1500万円で探す「資産価値の落ちない」二拠点エリア5選

「二拠点を持ちたいけど、どのエリアを選べばいいかわからない」「将来売れる・貸せる物件を選びたいが基準がわからない」「予算1,500万円前後でどんな選択肢があるか知りたい」── そんな方に向けて書きました。

この記事でわかること

  • 二拠点エリアを選ぶときに意識したい「3つの観点」
  • 東京から90分圏内、予算1,500万円前後で候補になる5エリアの特徴
  • 「中古リノベ」と「タイニーハウス新築」、それぞれの向き不向き
  • 物件選びで後悔しないために確認しておきたいチェックポイント
  • 不動産の資産性に関する考え方の注意点

二拠点生活を検討するとき、「どこに拠点を置くか」は暮らしやすさだけでなく、コストや将来の選択肢にも大きく関わってきます。「ただ気に入った場所」だけで決めると、維持費がかかりすぎたり、使わない期間の管理が負担になったりすることも。この記事では、東京から90分・予算1,500万円前後という条件で候補になるエリアを整理しながら、エリア選びの考え方をお伝えします。

はじめに:この記事は不動産投資アドバイスではありません。不動産の資産価値は市況・エリア・物件状態によって大きく変わり、将来の価値を保証できるものではありません。具体的な購入判断は、不動産会社や専門家への相談を必ずご検討ください。

目次

エリアを選ぶ前に:3つの観点を整理しておく

「気に入ったから買う」は大切な動機ですが、二拠点の場合は「維持し続けられるか」「使わない期間をどうするか」という視点も最初から持っておくと、後悔が少なくなります。実践者の間でよく話題になる3つの観点を整理します。

①アクセスの現実的なコスト

「90分圏内」と一口に言っても、新幹線・高速道路・在来線では交通費がまったく異なります。月2〜3回の往復を続けると、年間の交通費が10〜30万円を超えることも珍しくありません。距離より「実際の移動コスト」で考えることが重要です。

②「使わない期間」の管理

二拠点は週末だけ使う場合、年の大半は「不在」です。草刈り・通気・防犯・光熱費の基本料など、不在時のランニングコストは物件の種類(マンション・戸建て)によって大きく変わります。貸し出しを検討する場合は、管理規約の確認が必須です。

③自治体の支援制度の継続性

補助金や移住支援は自治体の予算・方針によって変わります。「今年は手厚い」という情報だけで判断せず、制度の継続性や対象要件を直接自治体に確認することが大切です。

90分 週末利用で継続しやすい
都心からの目安距離
1,500万円 中古リノベ・タイニーハウスが
視野に入る予算ライン(参考値)
3つ エリア選びで最初に
整理したい観点

候補エリア5選:それぞれの特徴と向き不向き

以下は、東京から概ね90分前後でアクセスでき、1,500万円前後の物件が存在するエリアの特徴を整理したものです。価格・補助金・市況は時期や物件によって大きく変わるため、あくまで参考としてご覧ください。

① 山梨県・北杜市(八ヶ岳エリア)

八ヶ岳の麓に広がるエリアで、別荘地としての歴史が長く、移住者コミュニティも形成されています。中古物件の流通は比較的あり、リノベーションを前提にした購入を検討する人が多いエリアです。標高が高く夏は涼しい一方、冬の寒さと積雪への備えは必須です。

断熱・暖房設備が不十分な古い別荘物件は、冬の光熱費や快適性に大きく影響します。リノベーション費用を含めた総コストで検討することが重要です。

② 千葉県・いすみ市(外房エリア)

サーフィン文化と里山の風景が共存するエリアで、クリエイターや移住者の流入が続いています。都心からは電車・車どちらでもアクセス可能ですが、特急利用でも1時間半程度かかる点は現実的に把握しておく必要があります。海沿いは潮風による建物への影響があるため、海から少し距離のある物件を好む移住者も多いようです。

③ 静岡県・熱海市(山手エリア)

新幹線でのアクセスが抜群で、東京から最速40分台と5エリアの中では最もアクセスが良いエリアです。再開発の影響で価格帯が上昇した時期もあり、現在の相場は以前と比べると高めになっているという声もあります。マンションの場合は管理組合の健全性や修繕積立金の状況を必ず確認してください。

④ 神奈川県・真鶴町(西湘エリア)

独自の「美の基準」という景観条例で有名な小さな町です。開発が制限されているため、静かな環境が保たれている反面、商業施設・医療機関などの利便性は限られます。コンパクトで管理しやすい物件を好む人に向いているエリアですが、流通物件数が少ない点は留意が必要です。

⑤ 栃木県・那須町(那須高原エリア)

首都圏から車で2時間前後の高原エリアです。ワーケーション利用や観光需要が一定あり、法人の研修・福利厚生施設としても注目されてきました。冬の寒さが厳しく、スタッドレスタイヤや雪対策のコストは北杜市同様に考慮が必要です。タイニーハウスや小屋系の建物を新築する動きも見られます。

エリア比較:特徴の整理

エリア都心アクセス主な特徴注意点
北杜(山梨)車2時間前後別荘地の歴史・移住コミュニティ冬季の寒さ・積雪対策
いすみ(千葉)電車・車1.5〜2時間サーフィン文化・里山の共存海沿い物件の塩害
熱海(静岡)新幹線40〜50分アクセスの良さ・観光需要価格帯高め・管理費の確認
真鶴(神奈川)電車1時間強景観条例・静かな環境流通物件が少ない
那須(栃木)車2〜2.5時間高原・ワーケーション需要冬の寒さ・交通手段の確保

※アクセス時間・物件価格・補助金制度は時期・条件によって異なります。最新情報は各自治体・不動産会社にご確認ください。

「中古リノベ」vs「タイニーハウス新築」:1,500万円での選び方

1,500万円前後の予算では、大きく2つのアプローチが考えられます。どちらが正解というわけではなく、ライフスタイルと優先順位によって変わります。

比較項目中古物件+リノベーションタイニーハウス新築
初期コスト物件+リノベ費で読みにくい比較的予算管理しやすい
広さ・自由度広い空間が得やすいコンパクト・間取りは自由
維持管理建物状態によって変動大新築のため当初は安定しやすい
向いている人空間の広さや趣を重視する人管理をシンプルにしたい人

※リノベーション費用は物件の状態によって大きく変わります。購入前に建物診断(ホームインスペクション)を受けることを強くおすすめします。

物件選びで確認しておきたいチェックポイント

二拠点の物件は「気に入ったかどうか」だけでなく、長く使い続けるための条件確認が重要です。最低限確認しておきたい点を整理します。

  • 民泊・転貸の可否:マンションの場合は管理規約で禁止されていることが多い。戸建ても用途地域・条例の確認が必要
  • 断熱・暖房設備:古い別荘物件は断熱性能が低いことが多く、冬の光熱費に直結する
  • 水道・インフラの形態:地方では井戸水・浄化槽が多く、維持コストが公共インフラと異なる
  • 自治体の補助金要件:対象条件・申請期限・返還規定(5年以内転出で返還となるケースがある)
  • 管理組合・修繕積立金:マンションの場合、将来の大規模修繕に備えた積立が適正かを確認

まとめ

この記事でお伝えしてきたことを整理します。

  • エリア選びは「気に入った場所」だけでなく、アクセスコスト・不在時の管理・自治体支援の3観点で整理するとよい
  • 5つのエリアはそれぞれ異なる特徴と注意点を持ち、ライフスタイルに合わせた選択が大切
  • 1,500万円前後では「中古リノベ」と「タイニーハウス新築」の2アプローチが現実的な選択肢
  • 物件選びでは民泊可否・断熱・インフラ・補助金要件の確認が後悔を減らす
  • 不動産の将来価値は保証できないため、「売れる・貸せる」はあくまで可能性として考える

二拠点の物件選びは、失敗しても「勉強代」では済まない金額になることが多いです。だからこそ、焦らず、複数回現地に足を運び、地元の不動産会社・自治体担当者・先輩移住者の話を丁寧に聞くことが、何より大切なプロセスだと思います。「ここだ」と思える場所に出会えるまで、じっくり探してみてください。

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